ジスロマックの【飲み合わせ】併用注意の薬とリスク

ジスロマックの飲み合わせ 薬品知識

風邪薬との飲み合わせ

抗生物質のジスロマックは、薬の飲み合わせにおいて、風邪薬との組み合わせは問題ないとされます。注意を要するのは抗生物質を含む他の薬ですが、少なくとも市販の風邪薬には含まれていないので安心です。
咳止め類も大丈夫ですから、これらは特に市販薬であれば心配無用で併用できます。
病院処方はまた別なので、医療機関を受診する際は念の為、薬を服用していることを伝えた方が良いです。
一般的にはほぼ問題ありませんから、使用注意に指定されていなければ大丈夫です。

解熱鎮痛剤との飲み合わせ

解熱鎮痛剤とジスロマックの飲み合わせについては、薬効が全く異なりますので問題なしです。
ロキソニンやイブ、 バファリンなど市販解熱鎮痛剤に関しても、飲み合わせの問題はありません。ジスロマックの服用中に歯痛や生理痛、風邪による熱が出た場合は、必要に応じて解熱鎮痛剤を併用できます。
市販薬は処方薬と成分、薬効が違っていたりするので、案外飲み合わせの幅が広く組み合わせやすい傾向があります。

整腸剤との飲み合わせ

整腸剤に関しては、市販のビオフェルミンなどであれば飲み合わせの心配は無用です。ジスロマックは腸に影響を与えるので、お腹が緩んで気になる時は整腸剤で整えることも可能です。ビオフェルミンを始めとした市販薬は、お腹に不安が生じた時の心強い味方になるでしょう。
ジスロマックの影響は人それぞれですが、体質によっては下痢をしやすく、体調次第で下ることもあるので注意が必要です。そんな時、整腸剤と飲み合わせOKと知っていれば、速やかに対処することができます。

他の抗生物質との飲み合わせ

他の抗生物質とは、原則的に飲み合わせできないのがジスロマックの決まりです。
マクロライド系に位置づけられるジスロマックは、抗生物質同士の相性の判断が難しく、作用が強く出たり弱まったりと予測が困難です。
弱まるだけならまだしも、逆に強まってしまうと大変ですから、基本的に飲み合わせないように決められています。


薬同士が作用することを相互作用といいますが、医師でも服用状況を知らないと正しい判断はできないので、受診する時は服用中の薬を伝えましょう。勿論、患者さんが独断で他の薬を飲むのはリスクが高いですし、それが処方薬となると尚のことです。

ただし、医学知識を持つ医師であれば、知識と経験に基づいて独自の処方を行うことがあります。
ニューキノロン系のクラビットは、ジスロマックとの組み合わせの実績があるので、この2つが処方されることは十分にあり得ます。他にも組み合わせは存在しますが、いずれにしても医師の判断と指示に従い、正しく安全に薬を飲むことが肝心です。
用法や用量を勝手に変えたり、時々飲まなかったりまとめて飲むのはNGですから、そこはしっかりと守りましょう。

ジスロマックとの併用注意に指定されている薬

ジスロマックの添付文書に記載されている併用に注意が必要な薬としては、以下が挙げられます。

  • 制酸剤
  • ワルファリン
  • シクロスポリン
  • メシル酸ネルフィナビル
  • ジゴキシン

これらの薬を併用する際には、ジスロマックの用量を調整した慎重な投与が必要であるとされています。飲み合わせによって生じるリスクについて、以下で解説します。

制酸剤

制酸剤とは、消化性潰瘍や逆流性胃潰瘍などの治療に使われる胃酸を中和する薬です。飲み合わせると、ジスロマックの有効成分であるアジスロマイシンの血中濃度の最高値が低下するおそれがあるようです。
最高血中濃度の低下は、病原体に対する抗菌力の低下を意味します。ジスロマックの治療効果が下がる可能性があります。

ワルファリン

ワルファリンとは、心筋梗塞症や肺塞栓症などの治療に使われる血栓症の薬です。ジスロマックと飲み合わせると、ワルファリンの血中濃度が過剰に高くなるおそれがあるようです。血液の凝固を抑えるワルファリンの作用が強く出てしまう可能性があります。

シクロスポリン

シクロスポリンとは、自己免疫疾患の治療や、臓器移植における拒絶反応の防止などに用いられる免疫抑制剤です。ジスロマックと飲み合わせると、シクロスポリンの最高血中濃度の上昇や半減期の延長が生じるおそれがあるようです。シクロスポリンでは、腎障害などの副作用が出やすいため要注意です。

メシル酸ネルフィナビル

メシル酸ネルフィナビルとは、エイズの治療に使用される抗ウイルス薬です。ジスロマックと飲み合わせると、アジスロマイシンの血中濃度の最高値の上昇や半減期の延長が生じるおそれがあるようです。アジスロマイシンの濃度が高い値で維持されると、ジスロマックの副作用の発現リスクが高まります。

ジゴキシン

ジゴキシンとは、心不全などの治療に使われる強心剤です。ジスロマックと飲み合わせると、ジゴキシン中毒と呼ばれる中毒症状が発現しやすくなるようです。ジゴキシン中毒では、命に関わる重い不整脈の誘発など、危険な症状が生じます。

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