ジスロマックと【アルコール】リスクや飲酒を控える期間

ジスロマックとアルコール 薬品知識

ジスロマックとアルコールの飲み合わせは悪い?

ジスロマックとアルコールの飲み合わせは、禁止されているわけではありません。ジスロマックの添付文書に注意事項や相互作用の項目がありますが、アルコールに関する記述はありません。よってジスロマックによる治療期間中にお酒を飲んでしまったとしても、ただちに重大な健康被害が生じる可能性は低そうです。

とはいえ、やはりジスロマックの治療期間中における飲酒は推奨されません。アルコールとジスロマックは直接的に作用を与え合うことはなくとも、健康や治療効果に良くない影響を及ぼすリスクがあります。

アルコールの摂取によって生じる2つのリスク

① ジスロマックの効き目が薄れる。

ジスロマックには有効成分のアジスロマイシンが含まれており、細菌を殺菌する作用があります。血液が体の中を巡って、アジスロマイシンが血液中に一定の水準で濃度を保つことにより細菌に届いて効果を発揮します。

ところが、お酒を飲んでしまうと血液中のアルコールの量が多くなります。その結果、血液中に含まれるアジスロマイシンの濃度が下がってしまいます。有効成分の濃度が低くなることで、十分な効果が得られなくなる恐れがあるのです。効き目が薄れてしまうと細菌を全て殺菌しきれずに、耐性菌が発生することにもなりかねません。

② 肝臓への負担が大きくなる。

ジスロマックの有効成分であるアジスロマイシンは、血液にのって全身を巡った後で肝臓で分解される仕組みになっています。肝臓に取り込まれて分解され、無害なものに変化して体外に排出されていきます。また、お酒を飲んだ際に摂取されるアルコール成分も肝臓で分解されます。そのためジスロマックを服用して飲酒をすると、大きな負担がかかってしまうことがあります。

肝臓は医薬品などの有効成分やアルコールといった物質を無害なものに分解する働きを持っています。分解しなければいけないものが多いほど、負担がかかってしまうのです。全てを処理するのに時間がかかると、体に有害な毒素が体内に留まる時間が長くなってしまいます。それが副作用を引き起こすこともあり、体に不調が生じることもあります。医薬品はアルコールの影響を受けない状態を基本に作られています。

飲酒を控えた方が良い期間はいつまで?

ジスロマックを服用する際には、治療が始まってから完全に終わるまでの期間は飲酒は控える必要があります。特に服用した直後は飲酒をしない方が望ましいとされています。

体への負担が少ないのはいつからかというと、薬の効果が薄れる半減期が過ぎた頃になります。薬の効き方には個人差もありますが、500㎎を服用した場合には52時間から71時間程で有効成分の濃度が半減するとされています。少なくとも服用してから半減期が過ぎるまでの期間はお酒を飲むのは控えるようにしましょう。可能であれば飲み会なども断って治療が完全に終わるまで断酒するのがおすすめです。

飲酒を避けられないとき

社会人であれば、接待などでどうしても飲酒を避けられないこともあるでしょう。社風などもありますし、歓送迎会などに参加しなければいけないこともあります。そういった時にはノンアルコールのドリンクを選ぶのが最適です。ノンアルコールドリンクが用意されていないような場で飲まなければいけない時には、できるだけ少量に抑える必要があります。最初にアルコールを摂取するよりも、食べ物などを胃の中にいれておくと影響を抑えることができます。

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